
せっかく気に入った靴なのに、1クールしか履かないなんて、勿体無いと思いませんか?
ネグローニのドライビングシューズは長く履き続けられるように、全ての商品がソール交換修理に対応しています。 ネグローニブランドが推奨する「オールソール リペアサービス」を利用して、大切なドライビングシューズを長く使いましょう。
ここでは、ネグローニで多くのお客様に選ばれている「オールソール フルレストアパック修理」の作業工程を画像付きでご紹介します。
① 商品状態の検品 → ソールを剥がす
スタッフが到着した商品を検品します。ソールのトレッドが著しくすり減っていたり、かかとに穴が空いていたとしても、基本的には修理可能ですのでご安心ください。アッパーの状態によってはライニング・レザーテープの剥ぎ交換や、インナーファブリックの修理など、追加オプション修理をご案内する場合があります。もし修理内容が不安な場合は事前に商品を送っていただき、先にスタッフが検品してからおすすめのプランをご案内することも可能です。

商品の状態を確認する熟練のスタッフ。年間1000足を超える修理品の状態をチェックしている。

気になるアッパーのダメージは大きくないが、レザーのスレとソールの減りは見受けられた。製造時の木型に入れて形を整えていく。

ソールの擦り減りがひどい場合でも基本的にはOKな場合が多い。心配な場合は一度問い合わせを!

接着剤の融解温度までじっくりと蒸気をあてて熱を加える。温度の見極めが難しい。

頑丈に圧着されたソールは簡単に剥がすことができない。アッパーに傷をつけないように強い力で隙間をこじ開ける作業が必要となる。
② 芯材の交換 → 吊り込み直し
古くなったヒールカウンターと先芯を交換します。長期間にわたる使用によって、崩れてしまった踵のシルエットをここで整えます。熱機械での整型作業が終わったら、アッパーの吊り込み直しを行います。1足1足、革の伸びやダメージが違う靴を元の形状に戻す作業には、実際に靴を作る職人によるノウハウが詰まっています。

柔らかくなったファイバー製のヒールカウンターを新品に交換する。

カウンターを変えるとシルエットが復活。

熱整型プレス機によって、ヒールの形を整える。

吊り込み直しは革の状態を見ながら手作業で行われる。技術を問われる作業だ。
③ 再接着 → カラーリング
吊り込みによって整えられたアッパーの再接着作業を行います。新品のソールに貼り替えられる工程を経て、ドライビングシューズはもう一度復活します。
そして、ネグローニのリペア技術の真骨頂と呼べるプロセスが、フルレストアパック・コレクターズパックに付帯している特別なカラーリングサービスです。1足1足に合わせて調合された染料や顔料を使い、修理品は見違えるようにドレスアップされます。この仕上がりを一度体験すると、「靴を使い捨てするのはナンセンス」だと実感していただけるはずです!

はみ出さないように丁寧に糊を塗る作業。

圧着前に接着面を90度以上にする。

新品のソールが貼られた。エイジングされたアッパーと綺麗なソールのコントラストが面白い瞬間。

ネグローニを復活させるカラーリング作業。革の状態によって1足1足色を調合して絶妙なカラーに仕上げていく。


